コマンドでWordPressを操作する「WP-CLI」のすすめ

WordPress管理の手間、減らせます

「テスト投稿を10件作って」「このカテゴリー、20個追加しておいて」——こんな依頼、心当たりありませんか?

管理画面をポチポチ操作する時間、実はもったいないです。WP-CLIを使えば、これらの作業がコマンド一発で終わります。

WP-CLIでできること

WordPress公式のコマンドラインツール「WP-CLI」。管理画面でできることは、ほぼすべてコマンドで実行可能です。

こんな場面で活躍

  • 大量のダミー記事を投入したいとき
  • カテゴリーやタグをまとめて登録したいとき
  • 複数ページにカスタムフィールドを設定したいとき
  • 定型の固定ページを量産したいとき
  • DBのバックアップを取りたいとき

どこで動かすの?

WP-CLIはWordPressが動いている場所で実行します。

環境 実行方法
ローカル(Docker) docker exec -it コンテナ名 wp …
レンタルサーバー SSH接続してコマンド実行

※Xserverなど主要なレンタルサーバーには標準でインストール済みです。

すぐ使えるコマンド集

情報を確認する

# WordPressバージョン
wp core version

# サイトURL
wp option get siteurl

# 有効なプラグイン
wp plugin list --status=active

記事を操作する

# 記事一覧を表示
wp post list --post_type=post --posts_per_page=10

# 新しい記事を作成(公開状態で)
wp post create --post_type=post --post_title="新着情報" --post_status=publish

カテゴリーをまとめて追加

wp term create category "ニュース"
wp term create category "コラム"
wp term create category "事例紹介"
wp term create category "お知らせ"

固定ページを階層構造で作成

# まず親ページを作成
wp post create --post_type=page --post_title="事業内容" --post_status=publish --porcelain
# → 返ってきたIDを親として子ページを作成
wp post create --post_type=page --post_title="Web制作" --post_parent=100 --post_status=publish
wp post create --post_type=page --post_title="システム開発" --post_parent=100 --post_status=publish

カスタムフィールドを設定(ACF利用時)

# ページID 50 にフィールドを追加
wp post meta update 50 company_name "ジェイノーム"
wp post meta update 50 address "滋賀県草津市"
wp post meta update 50 tel "077-XXX-XXXX"

バックアップとリストア

# SQLファイルにエクスポート
wp db export ~/backup_$(date +%Y%m%d).sql

# インポートして復元
wp db import ~/backup_20260121.sql

テストデータの削除

# タイトルに「テスト」を含む記事を完全削除
wp post delete $(wp post list --s="テスト" --format=ids) --force

導入のハードル、実は低いです

「コマンドライン」と聞くと身構えてしまうかもしれません。でも、基本はwp 操作対象 アクションという形式。英語が読めれば、なんとなく意味がわかります。

一度覚えてしまえば、管理画面を何十回もクリックする時間が、コマンド1行で済むようになります。

まとめ

WP-CLIは、WordPress運用を効率化する強力なツールです。

  • 繰り返し作業の自動化
  • 大量データの一括処理
  • バックアップの定型化

「時間がかかる単純作業」を減らして、本来やるべきクリエイティブな仕事に集中しましょう。